「子どもは夫婦二人で育てるもの」そう思っていたのに、現実はあなた一人が育児の全てを背負っていませんか?
旦那は育児に参加していると言いながら、実際には可愛がる時だけ顔を出し、泣いたらママ任せになるなど、そんな「都合のいい時だけ父親」に日々ストレスを感じている女性は少なくありません。
本記事では「旦那が育児をしない」ことに悩むあなたへ、よくあるケースとその心理背景、そして心を守るための具体的な対処法を丁寧に解説します。
なぜ旦那は育児しないのか?その心理と背景を読み解く
「旦那が育児をしないのは性格のせい?」そう感じてしまうことがあるかもしれませんが、実はその背景には、無意識の価値観や都合の良い父親像が潜んでいます。
ここでは、夫が育児に積極的になれない根本的な理由をひも解きながら、よくある2つのケースを具体的に紹介しますので、理解を深めることで、話し合いの糸口を見つけるヒントにも繋がるはずです。
育児は母親の仕事だと思っている価値観のズレ
旦那が育児をしない最大の理由は「自分ごととして育児を捉えていない」ことにあります。
特に昭和や平成初期に育った世代の男性は、「父親は仕事、母親は家事育児」という固定観念を無意識のうちに抱いている傾向が強く、それが原因で育児への積極的な関与を避けてしまうのです。
実際、赤ちゃんが泣いても「母乳が必要なんじゃない?」「ママが抱っこした方が安心するよ」など、表向きは協力しているつもりでも、責任は母親に押し付ける発言が目立ちます。
この様な価値観のズレを修正するには、感情をぶつけるよりも、「私だけじゃ無理なんだ」と事実を淡々と伝えることが重要です。
例えば、「今日、一日でオムツ5回替えて、離乳食も3回作って、寝かしつけまで全部やったの。」など、数字や実例を使って育児がどれほどの重労働かを伝えると、相手の認識も少しずつ変わっていきます。
都合のいい時だけ「いいパパ」になる現実
普段は自分の趣味やスマホに没頭しているのに、家族や親戚の前ではニコニコしながら子どもと遊ぶ夫にイライラするという現象をよく耳にすると思います。
育児の辛い部分は完全に妻任せ、楽しい所だけ切り取って「イクメン気取り」になる夫に、怒りや虚しさを感じる女性は少なくありません。
- 寝不足の夜中の対応
- 熱を出した時の病院付き添い
- 育児で止まらない家事の山をこなす
これらを担っているのは、大抵母親である場合が多いでしょう。
夫婦間の育児負担の不均衡を解消するためには、家事・育児タスクを「見える化」するのが有効です。
アプリや共有メモなどを使い、「今日私がやったこと」と「あなたにお願いしたいこと」を一覧にするだけでも、旦那側の意識は大きく変わる可能性があります。
育児をしない旦那にイライラしてしまう時の対処法
「こっちは毎日必死なのに、なぜ旦那は分かってくれないの?」と育児を一手に担う中で、協力的でない旦那の存在にイライラしてしまうのは、決してあなたの心が狭いからではありません。
この章では、特にストレスを感じやすい上から目線の言動や、イライラをうまく発散する方法にフォーカスして、心がすり減らないための対処法をお伝えします。
上から目線のアドバイスがさらに怒りを増幅する
夫は普段何もしていないのに、急に「そんなやり方じゃダメだよ」とダメ出しを言ってくる場合がありますが、ネットで得た知識だけで指図してくる上から目線の態度は、妻の神経を逆なでします。
「そんなの俺でもできる」と軽く言われても、実際はやってみると赤ちゃんが泣き止まずパニックになったり、ミルクの温度を間違えたりと、育児の現場は甘くありません。
この様な場面では、「じゃあやってみて」と冷静に返し、現実の大変さを体感してもらうのが一番です。
育児経験がないからこその無責任な発言を、体験を通じて修正していくしかありません。
また、気持ちが高ぶってしまう時は、一度深呼吸して「今は冷静に話すことが難しい」と距離を置くのも効果的で、感情的な衝突を避けることで、話し合いの機会を守ることができます。
イライラをためこまずに発散するには?
毎日子どもと向き合っていると、思い通りにいかないことの連続です。
寝ない、泣き止まない、食べない、そこに加えて「何もしてくれない旦那」の存在が重なれば、イライラが爆発するのは当然のことでしょう。
まず大切なのは、「イライラする自分を責めない」ことです。
「母親なんだから我慢しなきゃ」と思い込むのではなく、「私はこれだけ頑張ってるから、疲れて当たり前」と自分の心に寄り添ってあげましょう。
発散方法としては、以下の様な手段が有効です。
- 一人の時間を意識的に確保する(パパに任せるのも必要)
- 気軽に愚痴を言えるママ友やSNSアカウントを持つ
- 紙に書き出す、日記をつける
- 専門家に相談する
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旦那の育児不参加で夫婦関係が冷える前にできること
育児に非協力的な旦那と暮らしていると、二人の間に見えない距離が生まれてしまうことがあります。
子育てが原因で会話が減り、感謝や労いの言葉もなくなり、まるで育児のパートナーではなく同居人の様な関係になってしまう事も少なくありません。
この章では、そんな夫婦関係の冷え込みを防ぐために、育児を共有するものとして再認識させる工夫と、育児離婚を回避するために今できることをお伝えします。
育児への参加を頼るではなく共有と伝える
「手伝って」と言ってしまうと、それはあなたの仕事を私がフォローしてあげてるというニュアンスになりがちです。
育児は夫婦の共同作業ですので、手伝うのではなく一緒にやることが前提であることを、しっかり伝える必要があります。
例えば、「土曜の夜だけでも寝かしつけを担当してくれる?」と具体的にお願いするのは効果的です。
「この時間だけ任せる」という明確な役割を与えることで、旦那の当事者意識を高めることができます。
また、「○○ができて助かった、ありがとう」と感謝の言葉を添えることで、モチベーションが上がり、継続的に関わる様になる男性も多いです。
育児離婚を避けるための心掛け
育児の孤独に限界を感じ、「もうこのまま一緒にいる意味があるのか?」と離婚を考えてしまう女性は少なくありません。
特に、旦那が帰りが遅く、子どもの寝顔しか見ない生活が続くと、「この人、家族の一員として存在してる?」と感じてしまうこともあります。
ただし、育児が落ち着いた後に「あの時、もっと話し合えば良かった」と後悔するケースも多いのが現実です。
だからこそ、感情のピークに任せて判断するのではなく、冷静な時に「夫婦の形をどうしていきたいか」を話し合うことを大切にしましょう。
小さなことでも、共有できる時間を少しずつ増やしていくことが、関係を再構築する第一歩となります。
旦那が育児をしないのはなぜ?のまとめ
育児の責任は二人で分け合うものであるため、旦那が育児をしないという事実に、悲しさや怒り、諦めの気持ちが重なってしまう日もあるでしょう。
しかし、本来育児は二人で育てるもので、母親だけが背負い込む必要はありません。
あなたが一人で無理をすることは、誰のためにもなりませんので、話し合い、分担し、それでもダメなら周囲や専門家に頼るなど他の手段も検討してみて下さい。
もし今、心が限界に近づいているなら、少しでも自分を大切にする選択肢を探しましょう。
その一歩が、あなた自身と子どもの未来を守ることに繋がります。