DV彼氏との別れ方と暴力を受けた記録を付けることの重要性

今現在、DV彼氏と付き合っていて抜け出せない方は、いるのではないでしょうか。

DV彼氏との別れ方は、どうしたらいいのか、色々な解決法、さらに、別れられない理由は何なのか、実体験も含めてDVの特徴・理由などもご紹介します。

今DVで悩んでいるあなたの、力になれば幸いです。

DV彼氏との別れ方

DV彼氏と別れるのではなく「逃げる」と思ってください

別れる際の注意点は以下の通りです。

  • 1人で行動しない
  • プライドを刺激しない
  • 自分が悪いと低姿勢で別れを切り出す

DVを受けた証拠を日々記録する

何があるかわからないため、証拠を残し、見つからない様に注意してください。

証拠となるのは以下の物です。

  • 録音・録画
  • 日記をつける(見られる恐れがあるため注意)
  • 医師の診断書
  • 怪我やあざを写真に収める

公的機関に相談する

DVで困っている方は、公的機関を利用することをおすすめします。

以下のような場所があるので、気軽に相談してみてください。

  • 配偶者暴力相談支援センター
  • 婦人相談所
  • 女性センター
  • 福祉事務所
  • 警察
  • 区市町村

さらに、内閣府が運営している「DV相談プラス」では、電話・メール・チャットで相談を受け付けています

また、DV相談ナビは、全国共通の電話番号「#8008」から相談機関を案内しており、発信地などの情報から最寄りの相談機関に電話が自動転送されるので、ご安心ください。

たろす
必ず一人で悩まずに、誰かに相談することをおすすめします。

弁護士に相談する

弁護士に相談することで、DVについて説明を受けることができ、証拠集めなどのアドバイスも受けられ、さらに、安全に別れる方法や慰謝料請求についても依頼することができます。

未婚であっても、被害者は強い精神的苦痛を受けるので加害者へ慰謝料を請求できますし、悩み続けるのではなく、まずは無料相談をしてみましょう。

別れた後に復縁を迫られても断る

別れた後は、何があっても復縁してはいけません

また同じことの繰り返しになり、自分が痛い目に合うだけなので、以下の事を守ってください。

  • 連絡を取らない
  • 連絡が来ても応じない
  • 会わない
  • 言葉に耳を傾けない
たろす
復縁すると、さらにヒートアップする可能性が大です。そして、近くに住んでいる場合は会ってしまう可能性があるため、引っ越しをおすすめします

DV彼氏の特徴

DV彼氏の特徴として、性格と行動に分けて紹介します。

特徴は人によって様々ですが、代表的なものと私が実際に付き合っていた人の特徴を見ていきましょう。

DV彼氏の性格の特徴

まずはDV彼氏の特徴から見ていきます。

感情コントロールができない

感情コントロールにとても波があり、特に「怒り」の感情がコントロールできません

そして、今までの育った環境なども関係していて「親に暴力を振られていた」「親に言いたいことなど制御されていた」「虐待を受けて育った」など、家庭環境がよろしくない人に多く、暴力=いうことを聞くと思っているのです。

プライドが低かったり高かったり

適度にプライドを持つことは良いとされていますが、プライドが高すぎたり低すぎたりする人がいます。

高すぎると「些細なことが気に障る」、低すぎると「自分なんてどうでもいい」「自分なんていなくなればいい」などと、それぞれの感情が怒りに代わっているからです。

たろす
プライドが高すぎる・低すぎる=DVではないのでご安心下さい。

DVの人の行動の特徴

続いて、行動の特徴を4つに分けて見ていきましょう。

身体的暴力

身体的な暴力として、次のようなものがあります。

  • 手拳で殴る・平手で打つ小突く
  • 殴るふりをする
  • 物を投げつける
  • 包丁を突き付ける
  • 髪を引っ張る
  • 引っ張って引きずり回す
  • 首を絞める
  • タバコの火を押し付ける
たろす
刑法第204条(傷害)や第208条(暴行)に該当する犯罪行為です。私は、手だけではなく、物などで殴られたこともあります。携帯が飛んできたこともあり、頭に当たりとても痛かったです。

精神的暴力

精神的暴力として、次のようなものがあります。

  • 大声で怒鳴る
  • 無視する
  • 人前でバカにしたり、命令したりする
  • 「誰のおかげで生活できるんだ」とののしる
  • 自殺をほのめかす
  • 大切にしているものを捨てる・壊す・嫌味を言う
  • 発言権を与えない
  • 交友関係や電話の内容を細かく把握しようとする
  • 暴力をふるった事実を軽視している
たろす
このような行為が繰り返されることで、被害者は精神的に不安定になり、不眠や鬱など生活に支障が出てくることもあります。PTSD(心的外傷後ストレス障害)に至ることもあるため、気をつけてください。

性的暴力

性的暴力として、次のようなものがあります。

  • 同意のない性行為
  • デートDV
  • 痴漢
  • セクハラ
  • 盗撮
  • 着替えやトイレ・入浴をのぞく
  • 性的な画像や写真を見せる、送りつける、送るよう要求する、ネットに配信する
  • 性的な冗談や、からかい
  • AVへの出演強要
  • 風俗への誘導
  • 中絶を強要する
  • 避妊に協力しない
たろす
刑法第177条の不同意性交等罪に当たる場合も。

経済的暴力

経済的暴力には、次のようなものがあります。

  • 生活費を渡さない
  • 自由に使えるお金を認めない
  • 働いて収入を得ることを認めない
  • 浪費のために借金をする
  • 自分の収入や預貯金を教えずに倹約を強要する
たろす
同棲している場合は、結婚してしまう前に別れた方がいいでしょう。

DV彼氏と別れられない理由

別れられない理由には、どのようなことがあるのでしょうか。

人によっては、別れるのは「簡単」だと思いますが、一つの例としてDV彼氏と一緒に居ると、月日が経つにつれて「情」も出てきてしまい別れることが難しくなってきます

洗脳さてれしまう

相手に暴力を振るわせてしまっていると思い込んでいたり、自分に原因があると思っている方がとても多いですが、100%違いますし、それは、洗脳されています。

彼は「こうすれば、こうしてくれる」と攻略みたいに扱っている人が多く、それにまんまと転がされていってしまい、思う壺になってしまうのです。

自分に自信がない

暴力をする人は必ずと言っていいほど「暴力を振るう自分が悪いのではなく、自分を怒らせるお前が悪い」と言います。

自分に自信が無いため、納得してしまうのです。

長期間彼といると「自分には、彼がいないと何もできない」と思うようになっていきます。

恐怖という感情をもたせる

「別れたら死んでやる」「別れたら殺す」などと言われ続け、何されるかわからないという恐怖を与えられてしまっています。

暴力によるDVを受けている方が、陥りやすい心理状態なのです。

依存してしまう

DVを受ける女性で多いのは相手への依存です。

母性本能にも似ており「彼は私がいないとダメなんだ」「暴力されるけど根は優しい人」と思ってしまい、別れようとしても楽しい時のことを思い出して、別れにくくなってしまいます。

たろす
私は、3〜4回ほど別れようと思いましたが「別れたら可哀想」「私がいないと生きていけないのでは」とずっと思っていました。

DV彼氏との別れ方のまとめ

DV彼氏との別れ方について、別れられない理由はなんなのか実体験も含めて紹介させていただきました。

付き合ってから本性を出す人が結構多く、なかなか別れずらくなってしまうと思いますが、自分の首を絞めてしまうので一日でも早く別れられることを祈っております。

私も、周りの意見を聞いておけば、すぐに別れられたなと思うことがあるので、我慢せず、まず信用できる人に相談をしてください。