『不倫』とは「人が踏み行うべき道からはずれること。特に、配偶者でない者との男女関係。」「社会的な倫理観に反する行為」「夫婦が平穏に暮らす権利を侵害する行為」。
このような言葉で説明される『不倫』ですが、既婚女性の不倫は珍しいことなのでしょうか？
既婚女性はどんな気持ちで不倫しているのか、既婚女性にとって『不倫』はただの遊びなのか、私とママ友たちの不倫事情を赤裸々に公開します。
意外と多い既婚女性の不倫
不倫は既婚男性がするもの思われがちですが、現在は既婚女性の不倫も増えています。
その時代の流れなのか、たまたま私の周りだけなのか、「不倫は人に知られてはいけないもの」という感覚はあまりありません。
独身時代に恋人の話をしていたように、飲み会の席で盛り上がる話題の一つです。
(もちろん、不倫に対して嫌悪感を抱いている方もいるで、相手をよく知ってから話す内容。)
それほど珍しくなくなった既婚女性の不倫ですが、どんな人がどんな人と関係を持つのか、私とママ友たちの体験談を交えてご紹介します。
不倫をしている既婚女性の心理
私の周りで不倫をしている既婚女性には、下記の特徴があります。
- 時間やお金にある程度の余裕がある
- 向上心が高く、自分磨きをしっかりとしている
- 活動的で様々なコミュニティに参加している
- 気配り上手で優しい
私が所属していたとあるコミュニティの飲み会(メンバーは既婚女性のみ)では、過半数以上が不倫中ということもありました。
不倫をしている人たちは全ての特徴に当てはまっていて、同性の私から見ても魅力的な人ばかりです。
もちろん、私のようにこの特徴に全く当てはまっていない既婚女性でも不倫をしている人はいますが、上記特徴に当てはまる既婚女性の不倫人数は1人ではなかったので、男性から見ても魅力的だということが分かります。
既婚女性が独身男性との不倫が多い理由
30代～40代既婚女性は、既婚男性よりも独身男性と関係を持つことが多いです。
相手が既婚男性の場合、お互いに家庭があるため時間を合わせるのが難しかったり、相手の配偶者に不倫がバレてしまう危険性もあります。
その点、独身男性だと比較的時間も合わせやすく、相手側から不倫がバレる危険性は低く安心です。
また、独身男性から見て、既婚女性は未婚女性にはない魅力があり、独身男性からのアプローチで不倫関係が始まる既婚女性も多くいます。
既婚女性が独身男性と不倫をしている実情と経験談
私自身不倫の経験がありますし、周りのママ友の不倫経験も良く聞いているので、ここからは私や周りの友達の不倫に関する実情を見ていきましょう。
ママ友Aさんの話
独身時代からモテていたというママ友Aさんは、目鼻立ちがはっきりしていて、スラっと背が高く美しい『女王様タイプ』の女性です。
Aさんの不倫相手は、職場の上司(独身)や後輩(独身)、子供の習い事の先生(独身)など、話を聞くたびに相手が変わっていて、旦那さんのほかに、複数の人と同時に付き合っている時期もありました。
旦那さんではなく、不倫相手①に不倫相手②の存在がバレて修羅場になったこともあったそうです。
自分のために時間とお金を使ってくれる男性以外とは付き合わないと言っていたので、必然的に相手は独身男性ばかりだったようです。
ママ友Bさんの話
いつも笑顔のママ友Bさんは、可愛い『癒し系タイプ』の女性です。
不倫しているようには見えなかったので、Bさんから不倫相手がいることを聞いた時は驚きましたが、甘え上手で可愛らしい女性なので、男性は放っておけなかったのでしょう。
旦那さんのことを相談していた同僚(バツ1独身)に言い寄られて、不倫が始まったそうです。
いつも子連れデートをしていたBさんは、不倫を疑った旦那さんが子供にいろいろ聞くようになり、言い訳をするのが面倒になって、不倫を終わらせたそうです。
私の体験談
1人目は、結婚願望が全くない男性(独身)との割り切った関係です。
結婚を迫られたくないから、未婚女性とは付き合わないと言っていた男性とは、独身時代に何度か体の関係を持ったことがあり、相性が良かったため、ただお互いの欲求を満たすためだけに、少しの間、不倫関係を続けていました。
2人目は、学生時代に好きだった男性(バツ2独身)です。
知り合った時すでに離婚歴があった男性にとって、学生の私は恋愛対象外で相手にしてもらえず、男性は別の女性とデキ婚しました。
私が結婚・出産して15年ほど経ったころ、離婚した彼と再会し付き合い始めましたが、3回目の結婚は望まない彼とは、お互いに多くを求めない、居心地の良い関係です。
独身男性と不倫をする既婚女性の心理
既婚女性は、どのような心理で独身男性と不倫するのでしょうか。
既婚女性の心理を4つご紹介します。
妻でも母でもなく女性として見られたいから
結婚すると『〇〇さんの奥さん』、出産すると『〇〇ちゃんのママ』と呼ばれるようになる既婚女性も、やっぱり女性でありたいと思っています。
どんなに夫婦仲良しでも、男と女の関係というよりは、家族としての関係性が強くなり、仕方ないと分かっていても、夫に女性として見られなくなるのは、とても寂しいことです。
結婚しても、母になっても、何歳になっても、女性として見られたいという願望はあります。
夫とうまくいっていないから
夫婦仲良しでも、女性として見られなくなることに寂しさを感じるのですから、夫とうまくいっていなければ、なおさら寂しくなりますよね。
そんな時、相談に乗ってくれる優しい男性が現れたら、心惹かれてしまいます。
相手から言い寄られたら、つい不倫関係になってしまうこともあるのです。
体が満たされていないから
結婚や出産後、体の関係がなくなる夫婦もいますし、関係があってもマンネリ化してしまうこともあります。
女性だって体を満たしたくなるので、体の関係だけを目的に不倫をすることもあるでしょう。
平凡な生活に刺激が欲しいから
安定した生活が欲しくて結婚したものの、平凡な毎日に飽きてしまい、刺激を求めて不倫をする人も多くいます。
恋愛をするドキドキ感や、バレてはいけないスリルは、普通の結婚生活にはありません。
今はSNSやアプリなどで相手を見付けることができるので、既婚女性が望んで動けば、簡単に不倫できてしまうのです。
既婚女性が独身男性を本気で好きになることも多い
不倫関係だからと言って、みんな遊びで恋愛をしているのではないと断言します！
何故なら、私は本気で不倫相手を愛しているからです。
全ての不倫が遊びではないように、全ての不倫が本気というわけでもありませんが、本気で恋愛をしているママ友と、私の話を紹介します。
ママ友Cさんの話
ママ友Cさんが不倫を始めたのは、1人目の子供を出産した直後だったそうです。
当時付き合っていた恋人との間に子供ができ結婚をしたCさんは、出産してすぐ学生時代の友人と集まる機会があり、そこで親友だった男性に、本当はずっと好きだったと告白されました。
そこでCさんも彼のことが好きだったと気付き不倫関係が始まりましたが、Cさんは彼に「離婚はしない」と告げたそうです。
その後、Cさんと旦那さんの間には子供が3人できましたが、彼との不倫関係は続き、かれこれ20年近くになります。
「家庭を壊すつもりはない。」と言っているCさんですが、「一番好きなのは旦那ではなく彼」と言いきり、20年も関係が続いているので、ただの遊びだとは思えません。
二人の関係が不倫であっても、これは本気の愛と言えるのではないでしょうか。
私の体験談
私が本気で愛しているのは2人目の不倫相手です。
彼のことが大好きだった学生時代、「君は妹みたいで可愛い」と遠回しに恋愛対象でないことを告げられ、結婚する彼を諦めるしかありませんでした。
それでも私の中で1番好きなのはずっと彼で、彼を忘れられないまま、私は結婚したのです。
そんな彼と再会したのは、夫との関係で悩み、心身ともに疲れ切った私が、もう全てを終わりにしようと考えていた頃でした。
助けを求めた私を受け入れ救ってくれた彼は、私にとって必要な人で、どんな関係であったとしてもずっと一緒にいたい人です。
今、夫とは別居しています。
大学生の子供たちが社会人になったら、夫とは離婚するつもりです。
既婚女性が独身男性との不倫の愛を貫くとどうなるか？
夫がいながらも本気の恋愛をしてしまった既婚女性が、自分の思いを貫くとどうなるのか。
一時の気持ちだけで突っ走る前に、よく考えてください。
不倫の愛を貫いて失うものもある
不倫は多くのリスクが伴います。
不倫相手と一緒にいる時間は楽しいけれど、不倫がバレた時には多くを失うことになるでしょう。
- 子供や配偶者、家族を傷付ける
- 社会的信用を失う
- 不倫相手が同じ会社の場合は仕事を失うこともある
- 慰謝料を請求される場合がある
- 女性が離婚を望んでいなくても、離婚を突き付けられることもある
不倫の愛を貫くために必要なこと
不倫をしている以上、配偶者や家族にバレる可能性は0ではありません。
相手が既婚男性でも独身男性でも、絶対にバレない不倫などないのです。
多くのリスクが伴うことを知った上で、不倫を続ける覚悟があるのかを冷静に考える必要があります。
既婚女性が独身男性を本気で好きになった時のまとめ
- 不倫をしている既婚女性は意外と多く、その中でも独身男性と関係を持つことが少なくない
- 既婚女性が不倫をするのは、結婚生活で足りないものを満たすため
- 既婚女性と独身男性の関係にも、本気の愛はある
- 不倫の愛を貫くことはリスクを伴い、全てを失う覚悟が必要
不倫をする既婚女性が増えても、不倫が飲み会の席で盛り上がる話題だとしても、法的に不倫は許されるものではありません。
それぞれが責任をもって、不倫を続けるかやめるか、離婚するかしないかを、きちんと考えていくことが大切です。